短 歌
国体記念歌
(三)
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「国体記念歌」(三)
Japanese Dream Realization


「国体記念歌」
天川貴之
思想こそ インスピレーション 忠実な 桜に花の 薫れるがごとく
愛の詩 あれば名をこえ 糧のある 信ずることの たとえなくとも
なつかしく 三日連続 野球観て 近く感じた 日ノ本の秋
月 遺る ピアノの余韻 向こう側 陽の煌めきて 火の玉の子ら
何故に 人生をこそ 短しと 云うや芸術 理念(イデア)のながし
ボールにも 十年前の ものであり 冬夏の詩 沁みて薫れり
北海道 の風 歌にあり 加古の野に 雪のごとくに 白き肌して
月よ月 月下美人の 咲く頃に ダイヤモンドの 月夜となりぬ
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