「哲学随想」
Japanese Dream Realization



 「真理と合一して発見される価値について」



 諸君よ、人生経験において、創造的精神を持つということは、真理との合一をはかるということである。真理と合一して主客合一した所に、創造精神の輝きがあるのである。

 本当にあると言えるものは、真善美聖の価値そのものである。このような本当にあるものを創造してゆくこと、発見見性してゆくことこそ、哲学の営みなのである。

 真理と合一するとは、自らの思索から真理の輝きを放つということである。真理を思索することが、真理と合一するということであり、主客合一するということである。常に真理を思索している状態が、純粋経験を積むということなのである。

 創造行為というものは、絶対無の意志を体現するということである。このように、絶対無による創造こそが、内なる神仏との合一意識の発露である。

 真なる創造行為によって発見見性されたる真理を、自己批判して思索しつづけてゆくと、客観的真理として磨き上げられてゆくのである。それは、思索によって、自己の真理を磨き上げてゆくということである。

 真理そのものによる自己創造こそが、哲学の本質である。真に世界を映す鏡であることが哲学の営みであり、人生の中に、真善美聖の価値を実現してゆくことが、哲学者の営みなのである。

 人生の真実とは、人生の中に発見されたる真理の数だけあるのである。真理こそが、人生の実在なのである。





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