「哲学随想」
Japanese Dream Realization



哲学随想〜真善美聖の探究の扉〜
 「まえがき」



 哲学随想は、広い意味においては、哲学書の中に入るものであろうと思う。しかし、哲学随想の扱う対象は、限りなく広いものである。なぜなら、哲学は、諸学の根底にあるものを探究することであるからである。

 主として哲学を中心にして随想を述べたが、この内容は無限に増えてゆくであろうと思われる。しかし、基本は基本として変わらない真理、不変の言霊も既にあることであろうと思う。

 哲学随想を一冊の書物にするのに、二年間の歳月が流れた。その間、時間がかかった分だけ、学習と思索をすることが出来たと思うし、節のような剛さをももっている木として成長したのではないかと思う。

 哲学には、精神の剛さそのものがにじみ出る。精神は、磨けば磨く程に剛くなるものである。故に、たとえどのようなインスピレーションであっても、それは著者の精神の色合いの延長上にあるものであり、著者の思索を代表しているものである。

 この書の中に、天来の輝きと天来の言霊を感じとられた方は、どうかその感動にさらに道をつけていっていただきたい。JDR義塾の門は、常に万人に開かれているのである。

  このまえがきを書くにあたって、私は、哲学随想を一冊書きあげたのを節目にして、さらに、この形式をもって自らの思索の限りを表現しつづけてゆくべき天命を自覚するものであり、また、本書が、様々な可能性と大いなる夢と志を掲げているものであると信ずるものである。

  最も大切なものは、その著書の名称や形式ではなくて、実質的内容であり、その中に込められた哲学的真理の数々であり、思想的真理の数々である。また、その芸術的表現でもあり、宗教的境地でもあろう。

 哲学随想を、その内容によって真理の糧を得る方にとっては、無限無数の星々の煌めきがあることであろう。精神は星座の数程の様々な姿をみせるものであり、その一つ一つに独特の意義があるものであるからである。

 一つ一つの星座を確かめるように、哲学的真理の一つ一つを深く味わっていただきたい。哲学的真理は、無限無数に実在的生命の輝きを放ちつづけているのである。













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