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「哲学随想」 | |
Japanese Dream Realization |
「童心に還り純粋経験の境地を深めてゆけ」 |
童心に還ってゆく程、大切なことはない。純粋な心に還ってゆけば、自ずから真理は顕れる。主観としての自我を虚しくしてゆけばゆく程に、本来の無我なる姿が顕れる。それが、童心に観ていた風景である。自然の世界の本来の豊かさである。その自然の姿の真象を、大人になって様々な知識と経験を取り入れた後に、もう一度、原点に還って獲得してゆくのである。 自然の姿を、生き生きとした生命の躍動をもって観ることが出来たならば、そこに生きる意義が再発見されてくるのである。生きる使命が新創造されてゆくのである。幼子のような心境にならなければ、本当の自然を観ることは出来ない。本当の人々の生活を観ることは出来ない。本当の人々の愛情を観ることは出来ない。 限りなく美しく愛しきものが、常にあるのである。常に実在しているのである。ただ、それが見性されるかされないかの差にしかすぎないのである。 人生は、本来、限りなく美しいものなのである。どのような人生行路であっても、本来、奥行きのある美しさが実在しているのである。理念そのもの、真理そのものが実在しているのである。そのことを常に念頭において、人生を深い所から信ずることである。根底に横たわっている究極の神仏の実在を見極めてゆくことである。 大人になり、大人として生活してゆく過程において生ずる、どのような苦しみの中、悲しみの中においても、悩みの中、迷いの中においても、その内奥に積極的実在が働きかけていることを信頼しておくことが大切である。 人生行路において、本来、いかなる挫折も失敗もないのである。また、無駄もないのである。真に人生行路の内奥に入ってゆけば、唯一無二なる神仏の内的生命と出会えるものなのである。 故に、常に純粋経験の境地を極めてゆくことに専心してゆけばよいのである。そうすれば、人生行路に打ち上げられた花火のような一大光明芸術が、自ずから花咲いてゆくものなのである。 |
〔 光明祈念歌 〕 | |
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(貴) |