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「哲学随想」 | |
Japanese Dream Realization |
「個の尊厳とそれを統合する精神について」 |
主体性というものは、個の尊厳そのものである。真に主体性を確立するということは、自己の本性に対して、どこまでも忠実になるということである。自己の本性をどこまでも極めた時に、そこに本当の神は宿り、本当の仏は宿るものなのでる。 真なる主体性というものは、理念の顕現であり、真なる主体性を確立するということは、己が理念を実現するということである。この理念の方向に、神は永遠普遍に実在しているのである。真なる個の自由が確立された時に、自ずから、全体としての神の御心、仏の御心も実現してゆくものである。 法身としての神仏は、個の理念の内奥に既に宿っているものであって、個の理念に忠実に生きることが、真に善く生きることにもなり、全体としての善にもつながるのである。真実なる神は、一人一人の主体性の確立を望まれているのである。決して、一人一人の主体性を放棄せよとは言われないのである。一人一人の自由を放棄せよとは言われないのである。 むしろ、その逆である。一人一人の主体性を確立せよといわれるのである。一人一人が主体性を確立してゆく過程で、真なる神の御心が実現してゆくのである。 故に、一人一人の主体性を積極的に尊重してゆこうではないか。一人一人の自由を尊重してゆこうではないか。一人一人が限りなく本来の個を成就する時期、真実なる全体としての理念も自然と成就してゆくのである。個と全体というものは、もとよりそのような関係においてあるのである。 この個の理念を大切にするということが、近代以降の重要な哲学思想であり、個の理念を実現することが、自ずから全体の理念を成就するということが、究極の自己信頼であり、信仰である。 一人一人の個の内に、唯一無二の神の御姿が顕れているのである。むしろ、個の中にこそ、真に神の御心が切に顕現するのである。個の尊厳なくて、全体の理念というものはない。個の尊厳を全うするからこそ、全体の生命がより全うされてゆくものである。 |
〔 光明祈念歌 〕 | |
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(貴) |