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「哲学的コラム」 | ||
Japanese Dream Realization |
「プラトンと『源氏物語』に見る 恋は光 愛知は光であるという真理について」 |
愛は光であると云われる。しかしながら、恋も光なのである。 プラトンの「饗宴」や「パイドロス」に見られるようなエロスの恋は、イデアの智慧に到るための大切な導入(触媒)なのである。 「源氏物語」に見られるように、恋歌であっても、それは永遠に遺るロゴスであり、このように、芸術的美の世界というものも、恋がその原点にあるのである。 十年も続く恋は相思相愛であって、愛によりウェイトが置かれるようになってくるであろう。 そこに友愛の情が遺り、それでも深い同志愛がつづく時に、智慧への愛として、イデア(理念)の智慧を育んでゆくのであり、その時に記された哲学的生産が遺産となってゆくことがあるのである。このような愛の幸福と知の幸福が両輪となって、お互いの絆を深めてゆくのである。 ナポレオン・ヒルの成功哲学においても、恋(ロマンス)は、成功の条件の一つであると、肯定的にとらえられているのである。恋愛の力をうまく昇華することで、成功を達成してゆくことが出来るのである。 プラトン的に言うならば、恋はエロスである。イデア・智慧に対する愛は永遠である。このように、智慧に対する愛は、哲学的愛(エロス)なのである。 恋によって、魂が翼を生やして、飛翔してイデアに到り、哲学を深めてゆくのである。そこに、愛知、「知を愛する」という哲学の営みが育まれ、愛は相愛の幸福となって、相手を思いやり、配慮し合いながら、哲学的智慧の果実を、悟りの叡智を無数に育んでゆくのである。 |