理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「愛する所に光は降りる 愛即幸福である」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 愛とは、無償の愛こそが本当の愛であり、それは、仏教の慈悲と同じであり、利他の心、利自即利他の中道と同じである。

 愛すること自体が幸福なのである。愛の念いを出すだけで、光は降りるのである。愛のある所に、光は降りる。光が満ちる。仲間と友情と社会(コミュニティー)も出来るのである。

 愛とは、一人一人を結びつける力である。仲間を心から大切にして、たとえ一人であっても捨てずに、皆を全て一緒に包んでゆく力である。

 イエス・キリストのように、たとえ一匹の羊が迷っても、残りの99匹を置いてでも、羊飼いは一匹を救いにゆくことである。

 このように、「一人を大切に愛することが、全てを愛することになる」ということを、エーリッヒ・フロムも『愛について』の中で述べている。

 常に目の前の一人を大切に愛してゆくことである。そして、それを持続継続してゆくことである。決して裏切らずに、信頼の絆を育んでゆくことである。

 プラトンの「エロス」の愛も、イエス・キリストの「アガペー」の無償の愛も、儒教や神道の至誠天に通ずる誠の心も、仏教の慈悲喜捨の四無量心も、利他の心、利自即利他の中道も、そのどれもが大切なのである。

 愛は全ての原点である。恋であっても、それを愛という言葉に置き換えてみれば、より一層、相手のことを思いやり、尽くすことも出来るのである。

 愛即真理であり、真理即愛である。同様に、愛即幸福、幸福即愛なのである。





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