理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「利他の心と他力の光明について」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 利他の心を持つということが、あらゆる人生経営の原点である。今ある全てに足ることを知り、感謝の心を持つことから、真の幸福感が生まれるということも真理である。

 世のため、人のために為していることが、自分自身のためにもなるということは、かの松下幸之助の哲学でもある。

 思いやりの心を持ち、情けの心を持つことが、「情けは人のためならず」と云われるように、巡り巡って、やがて、自分自身に返ってくるのであると、稲盛和夫氏も云われている。

 情けの心は大切である。愛の心、慈悲の心、赦しの心は大切である。愛を与えた人には、愛が返ってくるのである。慈悲を与えた人には、慈悲が返ってくるのである。その逆に、悪口を言った人には、悪口が返ってくるのである。

 故に、相手の方の美点、長所を観て、極力、誉めることである。これは、デール・カーネギーの『人を動かす』にも述べられていることである。

 相手の主張にも一片の理を認めて、それに対して耳を傾けてゆくことも大切である。お互いの共通項を大切にしてゆくことも重要である。

 稲盛和夫氏の云われるように、人を愛する美しい心を持っていると、その方には他力の光明が加わってゆくのである。

 利他の心で、世のため、人のためにと念って、そうした美しい心を持っていると、天から、他力の光明が、無限のインスピレーションと光が与えられるのである。

 まさしく、「積善の家には余慶あり」である。数多くの善を積み、徳を積んでいると、子孫も栄えてゆくのである。





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