理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「西田幾多郎の『世界新秩序の原理』と日本国憲法の歴史哲学について」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 西田幾多郎による「世界新秩序の原理」は、日本の歴史哲学として、また、日本国憲法の源として大切である。日本国には日本国の歴史哲学があり、世界史的使命があるのである。それは、時代精神であり、世界精神である。

 神武建国から、聖徳太子の十七条憲法、福沢諭吉の独立自尊、そして、西田幾多郎の「世界新秩序の原理」に到るまで、そこには一貫した世界的使命を持った日本民族としての歴史哲学があるのである。

 それはまた、リンカーンの「人民の人民による人民のための」政治と基本的に変わらないものである。「日本国民の日本国民による日本国民のための」政治、経済、文化の大計があるのである。

 それは、まさしく、神武天皇から、聖徳太子、福沢諭吉、西田幾多郎らによって受け継がれてきた日本建国の世界的使命の実現なのである。

 この日本国を貫く歴史哲学は、フランスのルソーやアメリカのジェファーソンの建国の哲学とも軌を一にするものであり、また、近代日本の中江兆民や植木枝盛や板垣退助や坂本龍馬などの自由民権運動とも軌を一にするものであり、原敬や三島由紀夫や源氏物語の紫式部とも軌を一にする永遠普遍の日本精神なのである。

 大和の国の世界的使命は、西田幾多郎の歴史哲学として、「世界新秩序の原理」として、日本国憲法の中に結実して、現代にまで受け継がれているのである。






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