理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「自らの哲学者としての精神をつなぎ合わせてゆくこと」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 深い精神統一の中で、哲学的真理によって真なる思索をしている時が、私の真実在の時である。それ以外は幻であり、単なる現象に過ぎない。
精神統一の真理にも、様々な個性とレベルがあり、その都度、己が思索は刻々と変わってゆくものである。

 その中で、深い精神統一によって、自己内奥の真理を発見見性したものを選んでゆかなくてはならない。真理には、様々な個性とレベルがあるからである。

 このように、自己の精神が生み出したものにも、様々なものがあるものである。その都度、真理の切り口は変わるものであり、思索の基となる精神の統一の段階も変わるものである。

 いつもソクラテスの如き哲人である訳ではなく、時々、その哲学者の本来の真姿が出てくるのである。その本来の真姿を、一つ一つ大切につなぎ合わせてゆくことである。

 例えば、一つのコラムであっても、その背景に、様々な哲学的思索と発見見性があるものであり、そこに精神的な或る力が働いているのである。

 そもそも、このような哲学者の営みというものは、何故に大切なのであろうか。それは、哲学が人生の根本であるからである。本当の意味における人生の根本は、哲学なのである。その中でも、具体的には、倫理学なのである。

 いつの時代にも、哲学者のいない時代はないのである。それは、普遍的な実在精神であり、歴史を超越して、人類の歴史に深く遺ってゆく実在精神なのである。

 セネカの精神であっても、エマソンの精神であっても、西田幾多郎の精神であっても、それらの精神は、いかなる時代においても、深く遺ってゆくのである。





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