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「哲学的コラム」 | ||
Japanese Dream Realization |
「布施の精神と文化への貢献について」 |
「布施」というものは、本来、「真理」に対して与えられるべきものである。そして、「理念」に対して与えられるべきものである。そして、「真」「善」「美」「聖」のすべてに対して与えられるべきものである。それ故に、本来、哲学者も、「布施」によって生活してゆくことによって、哲学に専念し、哲学的真理の糧を、逆に「布施」しつづけてゆけばよいのである。 それ故に、真なる哲学者は、「布施」の仲間を通して「家」を育み、創り成し、「哲学家」として一大山脈を創ってゆくことが出来るのである。同様のことが、モラリストについてもいえるし、芸術家についてもいえるし、宗教家や神秘家についても言えるといえるのである。「真理」ということでいえば、科学者についても、哲学者と同様のことが言えるし、学者についても同様のことが言えるのである。 「大学法人」等で、生徒が生涯学習も含めて授業料を支払っているのも、基本的には「真理」への「布施」であるといえるのである。特に、芸術家であれば、和歌(短歌)や俳句などは、日本国の伝統文化の形態をみてもよく分かるように、歌人や俳人として一家が成り立つものであり、詩人や小説家についても同様のことがいえるのである。 このように、「理念」に対して「布施」の精神をもちつづけてゆくことによって、「文化」そのものに貢献し、「神」に貢献し、「仏」に貢献し、「天」に貢献し、もって、後世の人々にも貢献しつづけてゆくことが大切であるといえるのである。 仏教においては、特に、六波羅蜜多の徳目の第一に、「布施」が挙げられていることに深く着眼し、自らが「布施」出来るものを、出来るだけ「布施」することによって、世の中に貢献してゆきたいものである。 |
〔 理念光明祈念歌 〕 | |
哲学者 | |
布施の家なり | |
大学の | |
志かな | |
皆の集える | |
(貴) |