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「哲学的コラム」 | ||
Japanese Dream Realization |
「優劣を争うより自我を虚しくしてイノベーションしてゆく発展の原理について」 |
真に「自(みずから)」と「他」を一体に観ずる心があれば、「自」にとってプラスになることは、「他」にとってもプラスになり、「他」にとってプラスになることは、「自」にとってもプラスになることなのだから、大調和の内に、お互いの発展繁栄を悦んでゆくことが出来るはずである。 それにもかかわらず、お互いの優劣の比較に執われるあまり、「自」と「他」を分け、「他」の欠点や短所を批判し、争い、「自」の優れている所を強調してゆくということは、その根底において、真なる「自他一体」の自覚が欠けていることを証しているといえるのである。 これは、嫉妬心の心理的構造を顕わしているといえるが、いくら競争の原理が、お互いを良い意味で刺激し合い、育み伸ばし合う発展の原理につながるからといっても、ゆきすぎれば、「自他一体」にマイナスになることが多い。何故マイナスになるのかといえば、いつのまにか、あまりにも地上的な「自我」や組織的「自我」に執われて、「他」を祝福し、讃嘆する心を忘れているからである。 真なる発展の原理というものは、むしろ、地上的な「自我」や組織的な「自我」を虚しくして、「他」が自らより優れたものをもっている時には、素直にそれを認め、肯定し、学びつづけ、自らをイノベーションしつづけてゆくことにあるのである。 また、お互いの優れている所や劣っている所が、唯一無二なる個性的理念(個性的イデア)からくる時には、お互いに寛容の精神をもって、その長所を認め合い、その短所を補い合い、「自他一体」に唯一無二なる天の配材として祝福し合い、尊重しあってゆくことが、真なる大調和を育んでゆく発展繁栄の原理となってゆくのである。 真に地上的な「自我」を虚しくし、「自他一体」の生命の理念を自覚し、素直に祝福の心をもってイノベーションしつづけてゆけば、「自他一体」に善くなってゆくしかないのである。 |
〔 理念光明祈念歌 〕 | |
ものの芽や | |
自他一体の | |
区別なく | |
互いに祝福 | |
無限 | |
伸びゆく | |
(貴) |