書籍「理念哲学講義録」への御言葉
     ○ 目次
     ● まえがき

第16回 和辻哲郎文化賞候補作推薦書
 「理念哲学講義録」  〜哲学的エセー〜

 大阪学院大学経済学部教授 丹羽 春喜 先生
 わが国では、いまや、「叡智」という言葉が死語と化しつつある。政・官界、産業界、思想・学術界、論壇、マスコミ、等々、いずれをとって見ても、叡智の欠如・不在はいちじるしい。のみならず、現在、わが国では、そのことを憂慮し、あるいは、問題視しようとするような声が、ほとんどあげられてはいない。そのような観点自体が、まったく失われてしまったかのごとくである。

 天川貴之氏の執筆になる本書は、真摯な哲学的思索によって、「叡智」の理念の理論的再構築を進めるとともに、平易・明快な論述を通じる教育的効果によって、わが国を、叡智が普遍的に息づいているような社会の国として再建しようとする、明確な使命感によって、論述されている。このことは、本書の、類まれな価値であろう。

「理念哲学講義録」感想の御言葉
■ 安岡正篤記念館 理事長 安岡 正泰 先生
拝 復
三寒四温、桜の便りも近い季節を迎えました。益々ご清栄の事と拝察申し上げます。
此の度は、天川貴之学長の「理念哲学講義録」を拝受、有難く存じます。
哲学、宗教、内的生命の欠落したこの世の中に、人間生命の本来の姿、真実を求道復活する「理念哲学講義録」を拝読、感銘を受けております。
我々は改めて、"人間とは何か""我とは何か"を深く深省すべきでしょう。
人間から心というものを、哲学、思想というものを除いたらこのようなものである。だからこそ、我々は、学ぶことが必要だということでしょう。
返書大変遅くなりました事、失礼いたしました。貴大学の益々の御発展を心から祈念申し上げます。
敬 具
■ 梅原 猛 先生
天川先生の講義録、お送りいただき、有難うございます。理想主義的な哲学を根底にして、未拝の叡智を発掘しようという御立場、十分共感致します。
天川先生によろしくお伝え下さい。
■ 国際日本文化研究センター長 山折 哲雄 先生
拝 復
ご健勝のことと存じます。このたび、ご高著「理念哲学講義録」をお送り下さり、まことにありがとうございました。
真率なる哲学思考の実践に、深い感銘を受けました。ますますのご活躍を祈念いたします。
敬 具
■ 神戸海星女子学院大学 教授 田辺 保 先生
拝 復
天川貴之氏の新著「理念哲学講義録」を、私にまでお送りいただき、ありがとうございました。何より御志を壮とし、御情熱の強さにうたれています。
御論考における術語の厳密な定義(理念、唯物、知恵、叡智etc.)、西洋哲学者らの引用の際のリファランスの整備、参考書目の掲出…などに留意なさるとよいと愚考いたします。
さらに反復味読させていただきます。とりあえず、右まで御礼方々…
草 々
追伸
   例として、知恵と叡智は、
   西洋語では、同じwisdom( sagesse,sophia … )です。       田辺 保
■ 関西師友協会 田中 忠治 先生
前 略
「理念哲学講義録」拝受しました。
天川氏の該博な知識と思索に敬意を表します。
内容は、専門外の私の未読のものもあり、私には、ふさわしい評価はとても致しかねますが、プラトンのイデア論よりアリストテレスの形而上学を経て、ハイデガーに到る存在論に対し、西田幾多郎がどのように対決したか、絶対無、絶対矛盾の自己同一などから解り易く解明されておられる事も興味があることです。
皆様のいよいよのご研鑚を祈っています。
■ 北海道大学名誉教授 宇都宮 芳明 先生
拝 復
このたびは、貴大学の天川学長の御講義録を頂戴し、ありがたく御礼申し上げます。
「まえがき」でお書きになっていること、私もまったく同感です。
貴大学の益々の御発展を祈念し、御礼言上まで、御葉書を差し上げました。
不 一
■ 人間学経営研究所 所長 林 英臣 先生
「理念哲学講義録」を給わり、有難う存じます。とても大切な事業であると思います。
天川学長が根本を語られ、それを皆様がどう実学に生かされるかが肝腎でしょう。生成ご発展をお祈り致します。
哲学の貧困こそ、現代の根源的問題です。何卒宜しくお願い申し上げます。
■ 大阪学院大学経済学部教授 丹羽 春喜 先生
拝 復
過日は、御高著「理念哲学講義録」をご恵送いただき恐縮しごくに存じます。
一種独特の心地よい知的感興を味あわせていただいております。
まことに有難く、あつく御礼申し上げます。
■ 九州大学 名誉教授 稲垣 良典 先生
謹 啓
此度は、御鄭重な挨拶と共に、貴大学学長 天川貴之氏の御著書「理念哲学講義録」を御恵贈たまわり、御芳情まことに有難く、あつく御礼申し上げます。
カール・ヤスパースが、齢を重ねてやっと哲学が本当にわかりかけたときには、それを著作する力が失せている、といった趣旨の歎声を発しておりましたが、小生もまったく同感であります。ただし、これは道草を喰いすぎた者の歎きかもしれません。
どうぞ、天川学長に、御精進、御活躍をお祈り申し上げている旨、御伝え下さい。
謹 言
■ 放送大学 客員教授 量 義治 先生
冠 省
このたびは、貴大学学長 天川貴之氏著「理念哲学講義録」をご恵授賜り、御礼申し上げます。揺るがぬ哲学的直観を以って全哲学を構想される信念に敬服いたします。今後ますます充実されてゆかれることを期待します。
不 一
■ 経済産業副大臣 高市 早苗 先生
残暑の候 ご機嫌いかがでいらっしゃいますか。
この度は、ご著書「理念学術体系序説」、「桜咲く園〜ソウルメイトとツインソウル〜」をご恵贈賜り、本当にありがとうございました。
既存の体系を超えて、アカデミズムの新たな可能性に挑まれた素晴らしい内容には、政治・政策の分野においても学ぶべき点が多く、深い感銘を覚えました。天川先生の永年のご研究成果に対し、心から敬意を表します。
また、天川先生の豊かな感性があふれる素敵な詩歌集にも心打たれました。今後のご著作を楽しみに、更なるご活躍を祈念申し上げております。
お心がけいただいておりますこと、重ねて感謝申し上げますとともに、これからも一層のご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ご多幸とご健康、JDR義塾大学のご発展を心よりお祈り申し上げます。
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