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 光明メッセージ
Japanese Dream Realization



「足ることを知り感謝の内に魂を磨きつづけてゆこう」


 諸君よ、どのような苦難がおころうとも、忍耐をなしてゆくということは大切である。真に忍耐をなし、足ることを知れば、そもそも苦難を苦難と感じなくなり、悲しみを悲しみと感じなくなってゆくのである。

 故に、足ることを知れば、常に観じられるのは、与えられているものの多さなのである。与えられているものの素晴らしさなのである。さすれば、常に感謝の心境が創られてゆき、感謝の心境から報恩の心境が創られ、実際の報恩行へとつながってゆくのである。そして、無執着の内に報恩行を積み重ねてゆけば、自然なる成果が生じてゆくのである。

 この報恩行を積み重ねてゆく過程においても、忍耐というものが大切になってゆくのである。常に足ることを知る志に忍耐をなし、常に報恩行をつづけてゆく志において忍耐をなしてゆく習慣をつけてゆけば、善き習慣の内に、本来、どのような苦難もなくなってゆくのである。
  
 また、地上における「生」とは、「魂」を磨き、「魂」を向上させてゆくためにあるのであるという観点に立てば、地上的な様々なものに対する執われが少なくなってゆくのである。哲学の根本にあるのは、己が「魂」に配慮をしてゆくということであり、地上にありながら、地上的属性から離れてゆくということなのである。

 故に、名誉であるとか、地位であるとか、金銭であるとか、異性であるとか、様々な地上的な執われの対象に対しては、常に足ることを知り、無執着の内に、天の恵みに対して深く観じ、天の配財に対して深く観じて、人生を哲学的認識の素材となしつづけてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

《光明祈念歌》
忍耐の
内に培う
知足心
魂の眼の
光明観ず
       (貴)



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