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 光明メッセージ
Japanese Dream Realization



「天使的実存としての心の軌跡について」


 諸君よ、人間というものは、常に究極の実在を求めているものである。そして、究極の実在に向かって、自己の可能性を開拓せんと願っているものである。そのためには、常に、心を天上に向けて開いておかなければならない。常に、心を絶対者に向けて開いておかなくてはならない。絶対者に対して心を開いておくということは、常に、絶対者と共にあるということである。絶対者と一対一で向き合って、心の内に、神の国、仏の国、理念の国を創りつづけてゆかなければならないということである。

 絶対者というものは、心の外に実在するものではなく、心の内にこそ実在するものなのである。心そのものが絶対者の本質であり、心そのものの内奥に絶対者が実在しているのである。故に、常に、心を最高度に統御しつづけてゆこうではないか。心の針を、絶対者の方向に向かわせてゆこうではないか。常に、心の針が絶対者の方向に向かいつづけていれば、そのような方を、真なる天使的実存というのである。

 かのキルケゴールのように、絶対者の前に独りにて立ち、常に、良心に忠実に善く生きることを探究しつづけてゆこうではないか。さすれば、そのプロセスそのものが、天に報われてゆくのである。たとえ絶対者そのものに到達しえなくとも、絶対者の御心に向けて飛翔せんとした心の軌跡そのものが、天に報われてゆくのである。

 人間は、真実の意味において、パンのみによって生きるのではないのである。絶対者の御心によって生きるのである。ところが、絶対者の御心が充分に悟りきれないが故に、己が良心と理性と真理を基にして、絶対者に向けて、心を開拓しつづけてゆくのである。真に常に絶対者と共にあり、絶対者と一体とならんとして歩みつづけてゆけば、その志こそが、その良心こそが、天使博士そのものなのである。

 真に天使博士を数多く創造しつづけてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

《光明祈念歌》
心の道
天に向かえり
 曲全に
良心に問う
 何故神を知る
       (貴)



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