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 光明メッセージ
Japanese Dream Realization




「真に主体的な知的創造力を磨いてゆけ」




 諸君よ、孤独な時間というものは大切である。独りの時間をつくって、考える習慣をつけてゆくということは大切である。人間は、知識を学んでも、それに対する主体的な思索がなければ、その知識は真に自分のものにならないからである。その意味において、真なる哲学を学ぶだけではなくて、真なる哲学を生み出す創造力こそが、真に培われなくてはならないといえるのである。

 知的創造力というものは、一定の実力があって、自らの主体的な自助努力によって獲得してゆくものである。故に、数年、数十年単位で、自ら主体的に思索してゆく習慣を積み重ねてゆくと、自然に哲学者の実力がついてくるといえるのである。ただ受け身の形で知識を学んでゆくだけでは、どんなに読書の量を積んだとしても、学者にはなれても、哲学者になることは出来ないのである。

 それ故に、哲学書を読んでも、受け身の形で知識として学んでいるだけでは、哲学研究家にはなれても、真なる哲学者にはなれないといえるのである。哲学書を一つの契機として、自ら思索し、探究し、前提となっていることを主体的に問い直してゆけば、そこから、真なる哲学者が生まれてゆくといえるのである。

 また、哲学書によるのではなく、日常的な事柄に対しても、その本質について、常に哲学的に深く探究してゆく習慣をつけてゆけば、そこからも、真なる哲学者が生まれてゆく契機があるといえるのである。

 哲学者というものは、主体的な知性であり、創造的な知性であり、人間にとって最高の文化的長所といえるものである。故に、真なる哲学者になることを目指して自助努力してゆけば、そこから文化文明が生まれ、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。



《光明祈念歌》
紫陽花の
哲学の青
変わりゆき
  行動の赤
  知行合一
       (貴)



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