諸君よ、真実なる物心共なる繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の大道とは、「素直」な心から生まれてゆくのである。真に「素直」な心のことを「誠」というのであり、真なる「誠」の精神とは、「自己信頼」を成しがらも、それ故にこそ、己が「自我」を空しくし、真に「無私」であることを通し、真なる自己実現を成してゆくことに根本があるのである。
故に、真なる「自己信頼」は、同時に「天の御心」を尊重することになり、「信仰心」と一致するものであり、真なる「自己信頼」に裏づけられた真なる「信仰心」こそが、健全な道徳倫理の感情を育み、健全な道徳倫理の感情こそが、あらゆる道において「王道」を歩めしめることになり、人間が根本的に「善く生きる」ことを可能ならしめ、物心共に人生を充実させ、天の栄光を、様々な形で無限無数に地上に、人を通して顕現してゆくことになるのである。このような祭政(まつりごと)の精神こそが、「理念経営」の源となり、物心共なる繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の源となってゆくのである。
健全な「信仰心」と、「自己信頼」と、「愛」の心に基づいて、天の栄光を天に代って心空しく地上に顕わさせていただこうという真なる「誠」の精神こそが、真に大宇宙、大自然の理法に則る大道を歩む鍵であり、大宇宙、大自然の理法たる「理念」を尊重し、具体化し、「大いなる夢」として実現してゆくことこそが、真なる成功と、勝利と、発展繁栄の大道なのである。
「大和」の心を旨として、大調和の内に大いなる志を実現してゆくことによって、新生日本を建設し、新生地球を建設してゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。