諸君よ、「新保守自由主義」というものを簡単に翻訳すれば、「どこか古典派（クラッシック）」という表現も出来るのである。あらゆる人々の言動や、何げない生活の中に深い意味を見い出し、そこかしこに「真理」（「理念」）の輝きを発見してゆけば、人生があらゆる面において光明荘厳に光輝いてゆくものなのである。「古典」と「実人生」というものを、全く別々のものとして考えてゆくのではなくて、真なる「古典」が「実人生」の中に活き、幸え、真なる豊かさをもたらしてゆくのであるということを、実感としてよくよくつかみとって頂きたいのである。

　「理念経営」というものも、「実学」というものも、すべては「古典」的真理があらゆるものを活かし、幸えてゆくことになるということが「原点」に実在するのである。それ故に、あらゆる経験を「古典」的真理に照らして活かしてゆけば、あらゆるものが真に「償い」となって、「円相」に幸えてゆくのである。それが大宇宙の理法であり、大自然の理法であり、「天の御心」そのものなのである。

　故に、「天の御心」の顕れとしてのあらゆる古典的「真理」をいかに活かしてゆくことが出来るかということを常に念頭において、「良識」をもって人生に「光明」を掲げ、「光明」をもってあらゆる運命を開拓し、あらゆる分野に道をつけ、あらゆる物とことと人を深く愛し、天の栄光を、この地上に、神の国、仏の国、理念（イデア）の国として打ち建てていっていただきたいのである。「敬天愛人」の精神をもって天の栄光を人間の栄光として、真なる「自由」の勝利として、真なる「民主」の勝利として、真なる「理念」の勝利として、大調和、大団円に顕現していっていただきたいのである。

　一致団結して、「大和」（だいわ）の精神をもって「善意」を結集してゆけば、真に物心共なる繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造を旨とする国が育まれ、真に国際貢献と成し、後ろ姿をもって、あらゆる国々に心身共なる太陽を昇らせてゆくことが出来るのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。