諸君よ、「新保守自由主義」というものは、限りなく古典的真理を尊重してゆきながら、同時に新時代の流行を尊重し、その中に道をつけ、真理を発見してゆく所に本質があるのである。それ故に、真に新生日本ルネサンスの精神の源となり、新生地球ルネサンスの精神の源となってゆくのである。

　故に、常に古今東西の古典の価値を心空しく礼拝し、深い「悦び一元」「楽しさ一元」「明るさ一元」の精神をもって学びつづけ、徳を治めつづけ、「知徳合一」「知行合一」の精神をもって古典的真理を実践してゆくことが原則なのである。

　そして、永遠普遍なる「本物」を見抜く眼を養い、自分自身の内なる神性、仏性、理性、良心を見抜き、他者の内なる神性、仏性、理性、良心を見抜き、外なる世界のすべてのすべてのものを深い感謝の心をもって礼拝し、「本物」を「本物」として尊重し、善いものは善いとして深く味わってゆくことが、人生において真に「善く生きる」ということなのである。

　真に「善く生きる」ことを実践している哲人が数多く実在されていれば、自ずから徳をもって自然に社会が修まり、自由闊達な中にも品格と徳性がにじみ出た明るく健康的な社会が実現してゆくのである。その意味において、民主主義の中に「道」をつけ、「理念」の大道と成し、自由主義の中に「道」をつけ、「理念」の大道と成し、真の意味での「自由」な社会を「自主性」をもって創造してゆけば、自ずから叡智の太陽の下に、日本国の実相が、地球の実相が、太陽の国そのものとして、全き「円相」の姿を示現してゆくのである。

　自由闊達な社会を真に創造し、真に活かし、一人一人が本人にとっての大いなる夢を実現してゆくためにこそ、「秩序」と「礼節」が大愛として実在し、「法の精神」が大愛として実在し、あらゆる生命を無限無数に生かし育んでいるのである。一人一人がお互いの「個性的実相」を拝み合い、一国一国がお互いの「個性的実相」を拝み合ってゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。