諸君よ、「ペンは剣よりも強し」という。ペンが真に強さを発揮してゆくためには、深い根源的なる哲学をもつことが肝要なのである。哲学的信念こそが、真なるリーダーシップの基本なのである。哲学的ということは、自分自身の理性と良心をもって、真理の実質について真に探究してゆくという精神態度である。人間の本質、世界の本質について、心「素直」に、先入観をぬぐい去って探究してゆくということである。
かの福沢諭吉の「ペン」が、真に剛く、歴史の風雪に耐え得たということは、ただ単に西洋近代思想の受けうりをなされたのではなく、福沢諭吉が、その真理の本質について、哲人として自ら思索し、探究された成果であるのである。
故に、真なる言論の本質とは、自分自身の理性と良心に基づいて思索し、探究してゆくという哲学的精神態度にこそ求められるものであり、真なる「独立自尊」「自己信頼」の本質とは、自己の理性、良心、神性、仏性に基づいて思索し、哲学してゆくことにあるのである。
しかも、「信仰と理性」というものは、真理において一致するものであるので、天の御心、天の摂理としての真理を心空しく尊重し、敬いながら、それ故にこそ、真理を肯定的に、積極的に、建設的に探究してゆくという、健全で生産的な批判精神が活きてくるのである。その意味において、光明的精神態度をもった善意ある批判精神こそが、真に自己を活かし、会社を活かし、学校を活かし、地域社会を活かし、国益を増進し、真に地球益を増進してゆくことが出来るのである。
真に「信頼」できる光明的批評家が、心「素直」に、天の御心を天の栄光として無限無数に地上に顕現してゆけば、天地人すべてを活かし、幸え、官民一如にすべてを活かし、大調和裡に発展繁栄してゆくことが出来るのである。
真に哲学的大和魂を有した光明批評家が、あらゆる面において活躍してゆけば、物心共なる繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造が真に無限供給され、精神的ジャパニーズドリーム、精神的グローバルドリーム、精神的ユニバーサルドリームが実現してゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。