諸君よ、真なる積極性というものは、心の平静さによってさらに活き、心の平静さによって、さらに積極性というものは活きてくるのである。故に、常に一貫した光明信念を把持し、積極的精神態度を保ちながら、同時に、常に禅定を成し、自らの言動を一つ一つ丁寧に振り返りながら熟慮してゆくということが肝要なのである。

　そうすることによって、積極的精神態度に、より一層の深さと、確かさと、洗練が加わってゆくのである。故に、かのマルクス・アウレリウス帝のように、常に内省し、自らを省みながら、「真我」を、良心の声として、勝利の声として、成功の声として、繁栄の声として、健康の声として尊重しながら、常に光明の方向に心の針を保ち、発展繁栄を旨として自己実現してゆけば、真に「自他一体」に活かしてゆく、大いなる夢の実現が成されてゆくものなのである。

　その意味において、常に自然体を心身共に保ちながら、同時に、常に積極的に心身を保ち、真なる常勝の精神態度を創ってゆけばよいのである。同じ勝利や成功や繁栄や健康の中にも質の違いがあり、より精神的にも洗練された、質の高い勝利と成功と繁栄と健康を目差してゆけば、まさしく精神的ジャパニーズドリーム、精神的グローバルドリーム、精神的ユニバーサルドリームの大輪の華が、大いなる光明の華として開花してゆくのである。

　常に慎重でありながら、同時に大胆であり、常に内省的でありながら、常に積極的であり、圧倒的善念に満ち満ちていれば、真なる常勝の道が切り拓かれてゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。