諸君よ、常に心を光明へと向けよ。心を光明へと向けてゆくことによって、自分自身に勝利してゆけ。人間は誰に負けるものでもない、自分自身に負けるものなのである。
故に、常に自分自身の想念を統御してゆけ。あらゆる取り越し苦労や持ち越し苦労等を取り除いてゆけ。そして、一切の過去に感謝し、未来に向かって大いなる希望を描け。これから、あらゆる面において、すべては善くなってゆくのであると念いつづけよ。
念いは力であり、持続した想念は、エネルギーの集合体そのものである。故に、あらゆる人と物とことの光明面を常に礼拝してゆけ。光明面を積極的に拝み出してゆけ。そして、念いの力、想念の力によって、光明の現実を創造してゆけ。光明の理想を創造してゆけ。
どのような環境におかれようと、光明信念を把持しつづけ、マイナス想念をその都度取り除いてゆけば、それこそ、真に自分自身に打ち克つということであり、「今」ある勝機を真につかみ、未来に向かって確実に成功を実現し、勝利を実現し、繁栄を実現し、健康を実現してゆくことになるのである。成功も、勝利も、繁栄も、健康も、その根底にあるのは、持続した念いの力、想念の力そのものである。
その意味において、常に光明想念を積み重ねてゆけ。日々光明想念を創造しつづけてゆけ。持続は力であり、光明想念を把持しつづけた自助努力は、必ず「心の法則」と「天の摂理」に報われる時がくるのである。故に、現実そのものを嘆くのではなくて、あらゆる環境をいかにとらえることが出来るかということをこそ、常に反省せよ。
そして、どのような環境の中においても、常に光明的現実を創造してゆけ。光明信念をもって、すべてを積極的に、肯定的に、明るく、楽天的に観じてゆけ。光明思想は、真に「自他一体」に活かす道であり、あらゆる勝利や成功の源であり、あらゆる繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の源なのである。「日々是光明」を旨として、日時計の如く生きてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。