諸君よ、IT革命に大道をつけてゆくことを、「理念IT革命」というのである。どのような技術革新も、それをどのように活かしてゆくかということが、最も肝要なのである。
「今」という時代には、かつての産業革命に匹敵するような技術革新のうねりが様々に起こっているということは、疑いようのない真実であり、事実なのである。後は、この時代の波に乗り、真に全人類にとって、繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の源となりうるような技術革新を、いかに大調和の裡に発展繁栄させてゆくことが出来るかということにかかっているのである。
こうしたビジネスチャンスを積極的に受けとめ、ポジティブ思考をもって、肯定的に、建設的に活かしてゆかなければならない。かのグーテンベルグの発明によって、全人類の文化文明は大きく変容してきたが、IT革命一つとってみても、その発明は、グーテンベルグの発明に匹敵するような根源的な変化を、全人類の文化文明にもたらすものなのである。
故に、技術の発展に対して、受け身の形で流され、翻弄されてしまうのではなくて、主体的に参画し、その波を最大限に活用して、物心共なる幸福の道を開拓してゆくことが大切な精神態度なのである。そして、いかに技術力を「善用」して「昇華」し、一大光明芸術を創造してゆくことが出来るかということに衆知を結集し、自然な倫理道徳の大道をつけてゆくことが出来れば、真に理念資本主義、徳治的資本主義が、自由闊達な土壌のもとに、さらに発展繁栄してゆくのである。
あらゆる方々に対して、物心共なる豊かさを真に幸えてゆくような理念技術革新をどんどん行ってゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。