諸君よ、「楽しさ」ということは大切である。あらゆる物事を「悦び」という理念のもとに、いかに楽しくしてゆくことが出来るかということは、人生勝利の秘訣である。人生成功の秘訣である。人生幸福の秘訣である。故に、あらゆる「天職」を、大いなる「遊」の境地において成し遂げてゆけ。「好きこそものの上手なれ」というが、その「天職」を真に好きになれ。好きになる程に、「楽しさ」の道をつけよ。「悦び」の道をつけよ。それが、真に永続きする仕事を成してゆく秘訣なのである。
故に、「ねばならない」という義務観念を解き放ち、「自主性」をもって、いかに「楽しさ」と「悦び」に満ち満ちて仕事が出来るかということを、創意工夫せよ。「笑う門には福来たる」といわれることと同じく、「楽しさの門には福来たる」「悦びの門には福来たる」ということも真理なのであり、「心の法則」「精神の法則」なのである。
あらゆる物事はすべて、「悦び一元」の信条のもとに、「楽しさ一元」に化してゆくことが可能なのである。それは、崇高なる天職の中に、いかに「遊」の精神を取り入れて昇華してゆくことが出来るかということにかかっているのである。「遊」の道も、「道」である。「大道」である。
真に活き活きと「悦び」に満ちて、「自主性」に満ちて、「朗働」をしてゆけば、あらゆる善の循環が始まってゆくのである。その意味において、軽やかなリズム感を大切にせよ。真に「天運」をつかみ、「天機」をつかむ心のフットワーク、精神のフットワークを大切にせよ。
そして、一つのチームがバレーボールをしてゆくような、「悦び一元」のチームワーク、「楽しさ一元」のチームワーク、「明るさ一元」のチームワーク、「剛さ一元」のチームワークを旨として、真なる最強軍団を創造してゆけ。そして、心身共なる繁栄と健康を通して、平和と幸福と文化創造を、無限無数に成就してゆけ。「悦び一元」「楽しさ一元」「明るさ一元」の信条のもとに、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。