諸君よ、真に「精神統一」をしてゆくことは大切である。心のベクトルの基軸を定めるということは大切である。心の中軸を定めるということは大切である。その中軸とは、真理を通した「天の御心」そのものである。理念を通した「天の御心」そのものである。光を通した「天の御心」そのものである。

　 真に「光ある時に光の内を歩め」ということは、一条の「光明メッセージ」と共に歩んでゆけということである。「光明メッセージ」とは、光の意志そのものであり、精神的エネルギーの流れそのものであり、時代精神そのものであり、世界精神そのものである。

　 それは、光の大河の流れのような実在である。それは、物理的エネルギーの流れそのものである。故に、その光明のエネルギーそのものを、いかに有効に活用してゆくことが出来るかということを、よくよく探究していただきたい。

　 心空しくし、光のエネルギーを尊重してゆくということは、大宇宙の摂理、大自然の摂理を尊重し、則って生きてゆくことと同じであり、「光の時代精神」に対して、心を「素直」にしてゆくことが、真なる「統合」精神であり、そのために、「謙虚さ」と、「感謝」と、「礼節」の精神が肝要なのである。

　 その上で、「光の時代精神」をいかに活かし、いかに応用し、いかに具体化してゆくことが出来るかということは、無限無数に道がありうることであり、それこそが「個性の開花」であり、天使の天命であり、菩薩の天命であり、志士の天命なのである。

　 その信仰心を、限りなく柔軟で、健全で、合理的なものにしてゆくために、すべての方に理性と良心が与えられているのである。そして、天と一体となって、一大光明芸術を真に創造してゆくために、自由意志と、主体性と、創造力と、イノベーション能力と、個性が与えられているのである。そして、それらは、「人格の尊厳」として、「天の御心」のもとに最大限に尊重されているのである。それが、人間存在にある基底の法則であり、大宇宙、大自然の摂理に生かされている実存的生命の理法なのである。

　 故に、心「素直」に、天の理法のもとに、「謙虚さ」と、「感謝」と、「礼節」と、「報恩」と、「愛」と、「積極性」をもって、真なる「自己実現」をなしてゆけば、「天の摂理」のもとに、真に惟神の自己実現の大道を歩んでゆくことが出来るのである。

　 諸君よ、心空しくして大いなる夢を描け。大いなる志を描け。そして、己が個性的実相の大輪の華を真に咲かせてゆけ。真の意味における神の国の花園を創造してゆけ。仏の国の花園を創造してゆけ。理念（イデア）の国の花園を創造してゆけ。そこに、天と地と人の一体となった一大光明芸術が創造されてゆくことであろう。無限無数の天の栄光が幸えてゆくことであろう。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。