諸君よ、「理念価値」の高い「土地」を「理念不動産」といい、「理念価値」の高い「株式会社」を「理念株式会社」といい、その本来の「理念的実相」を拝み出してゆけば、付加価値が付き、価値が高まり、逆に、その「理念的実相」を曇らしてゆけば、マイナス価値が付き、価値が下落してゆくのである。

　故に、故意に「理念的実相」のある「理念不動産」や「理念株式会社」等に対して不当なる妨害を加えた時には、相応の妨害賠償請求が行われても相当であるというのが、「理念価値説」に基づいた「理念法学」体系であるのである。「天の御心」を体現した理念に対して、畏敬の念、感謝の念、報恩の念、愛の念、積極性の念をもつ所から、真に「理念不動産」繁栄大革命がおこり、「理念株式」繁栄大革命がおこってゆくのである。

　故に、「理念価値」を素直に肯定し、讃嘆してゆく者は、ますます物心共なる繁栄と健康と幸福を享受してゆくことになるが、「理念価値」を否定し逆行してゆく者は、「法則」的に、物心共に繁栄と健康と幸福から遠ざかってゆくことになるのである。これが、「理念価値説」に基づいた「理念不動産」説と、「理念株式」説と、「理念法学」体系の本質であり、「理念価値説」に基づいた、新時代の価値と価格と「理念自由市場」に対する基本的な考え方なのである。

　この本質に実在するのは、「理念の法則」であり、「価値の法則」であり、「光の法則」であり、「物理的法則」であり、「心の法則」である。故に、真に哲学的洞察たりえ、真に科学的洞察たりえ、真に芸術的洞察たりえ、真に宗教的洞察たりえる根本法理なのである。

　新時代には新時代の、土地や株式等に対する哲学が必要である。そして、真なる哲学によって、大いなる繁栄と平和と幸福を、大調和の裡に、「大和の革命」として成就してゆかなければならない。それが、新しい「時代精神」であり、新しい「世界精神」であり、新しい「絶対精神」であり、新時代の「理念経済学」の根幹にある根本哲理なのである。

　「理念価値説」を真に敬い尊重してゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。