諸君よ、自分自身の「心」の修め方そのものの「型」が、「理念経営」の型そのものなのである。それは、人生の経営においても、家庭の経営においても、会社の経営においても、学校の経営においても、地域社会の経営においても、国家経営においても、地球経営においても、銀河経営においても、大宇宙経営においても、同様である。

　 故に、常に自らの「心の型」そのものを点検せよ。すべてのすべては「心の型」の現れであるから、心を修めることを通して、あらゆるものを修めてゆけ。心が真に健康であるならば、肉体は健康になるのである。心が真に健康であるならば、家庭も、会社も、学校も、地域社会も、国家も、地球も、銀河も、大宇宙も、健康になるのである。これは、繁栄発展についても、平和平安調和についてもいえることである。

　 故に、常に「心の調律」を怠ってはならない。光明のロゴス（理法）の下に、心を日々調律し、心に常に健康で繁栄した、明朗で剛く優しい音楽を奏でてゆきなさい。結局のところ、その方が何者であるかということは、常に心に奏でておられる音楽の質が何であるかということによって、証されるのである。

　 故に、心に常に天上の音楽を奏してゆけ。心に常に春の音楽を奏してゆけ。心に常に大調和の音楽を奏してゆけ。心に常に一大光明芸術の音楽を奏してゆけ。それは思想の音楽である。哲学の音楽である。心の音楽である。精神の音楽である。この心の音楽が表象されて、地上の具体的な音楽となって顕れているのである。故に、音楽そのものの中にも心の顕れがあり、心の調べがあり、心の態度があり、悟境があり、人間の心と精神と肉体と、あらゆる生命に深い影響を与えてゆくのである。

　 諸君よ、常に心の調べを調律せよ。常に精神の調べを調律せよ。そして、心の調べ、精神の調べを通して、あらゆる「理念経営」を成してゆけ。心の哲学、精神の哲学こそが「理念音楽」そのものであり、人生と世界を一大光明芸術化してゆく光明荘厳の音楽となって、全人類に大調和の世界を顕してゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。