諸君よ、自国に対する真なる自己信頼をもたせないような教育は、真の教育とはいえないのである。また、自国に対する真なる自己信頼を失わせるような宗教は、真の宗教とはいえないのである。それは一種のマインドコントロールそのものであるか、それとも国益を損っても何とも感じない非愛国者であるかどちらかであることが大部分なのである。

　真に自国に対して自己信頼出来る者が、真に他国に対しても信頼し、地球全体についても、銀河全体についても、宇宙全体についても信頼することが出来るのである。これが王道であって、自国の伝統文化や御先祖に対して、故意にネガティブな教育をしたり、マインドコントロールをしたりすることは、少なくとも新時代の国際良識とはいえないのである。それらの先入観や偏見や邪見に対して、正しい国際感覚と、正しい愛国心と、正しい伝統文化に対する秩序礼節を教えた上で、一人一人のかけがえのない個性と個性的幸福を尊重してゆくことこそが、新時代の教育哲学の根本なのである。

　故に、正統な教育とは、正統な教育哲学から生まれ、正統な教育哲学は、正統な歴史哲学、歴史観から生まれてゆくといえるのである。この精神的中心軸が真に定まらなければ、どのような教育もバランスを崩し、中道の精神、中庸の精神を崩したものとなるのである。正義感こそがリーダーシップの源であり、「正しさ」というものを正統に教えることから真なる教育が生まれ、真なる愛国心が生まれ、真なる国際正義を希求する地球愛が育まれてゆくのである。

　よって、諸君らは、様々なマインドコントロールから真に自由になり、真に自己信頼をもって自国に誇りをもち、愛国心をもち、同時に、他国を尊重し、地球全体を母なる星として愛してゆくような知性を磨いてゆかなければならない。故意のマインドコントロールに対して、智慧の剣、叡智の剣をもって真に闘え。真なる哲人こそが、真に日本国の運命を開拓し、地球全体の運命を開拓してゆくことになるのである。

　「真理は汝を自由にせん。」それこそ、真なる哲人日本人の気概であり、理念国家日本の天命であり、真なる地球運の道なのである。真なる自由の幸える所、真に国運が興隆し、地球運も興隆してゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。