諸君よ、国家経営においても、地方自治経営においても、スピード経営ということが大切である。「インターネット革命」は、超スピード社会を地上にもたらしたのである。その産業革命に匹敵する技術革命、組織革命の時代においては、即断即決、即対応、即行動する実力がなければ、「公」のニーズも、「私」のニーズも、真に満たしてゆくことが出来ないのである。

　 また、日本国が真にグローバル社会となって、インターネットを通して、全世界とリアルタイムでつながっている時代となっているのであるから、二十四時間体制で取り組む組織でないと、真に適応してゆくことが出来ないのである。その意味で、朝型も夜型もない。二十四時間体制が求められているといえるのである。

　 さらには、情報伝達機能の迅速化と、どのような緊急を要する事件がおきても、即断即決、即対応、即行動出来る体制が望まれているのである。それこそ、世界の常識であり、世界の良識なのである。その面においては、グローバルな競争に面してきた民間企業の方が、公の組織よりもスピード経営の習慣がついているともいえるのである。

　 「理念経営」というものは、国家の経営においても、地域社会の経営においても、会社の経営においても、学校の経営においても、家庭の経営においても、個人の人生の経営においても大切なことである。それが、リーダーシップの本質でもあるのである。地球上のどこかで太陽が昇り、どこかで太陽が沈み、地球上のどこかで、常に善くも悪くも事件が起っているのが地球の世相である。かかる地球の世相に対するグローバルな視野をもってこそ、真に地球全体に貢献してゆくことが出来るのである。そして、真に国際競争力のある「理念経営」を行ってゆくことが出来るのである。

　 諸君よ、すべからく「インターネット革命」の真価を悟れ。そして、インターネット社会と、グローバルな高度情報化社会に即応せよ。しかして、日本独自のオリジナリティーを保ち、主座を保ちながら、「大調和」（「大和」）を旨として、リーダーシップを発揮してゆけ。それが、「理念経営」を通して、真に日本国の運命を開拓してゆく道であり、真に地球の運命を開拓してゆく道なのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。