諸君よ、正当防衛という法理は大切なことである。これは、個人においても、国家においても、地球全体においても重要なことである。この「正当」という所に、動機、過程、効果を大切にした「法の精神」が、高く、広く、深く、求められてくるのであり、「法の精神」によって正義を公正に保ち、維持してゆくための軍事力等をもつことは、「法の精神」を真に実効性あるものとするために肝要である。それは、警察と同じである。

　これより後、真に大調和の国際平和社会を創ってゆくためにこそ、国際警察が充実してゆかなくてはならない。そして、それを裏打ちする「法の精神」が、すべての民族、すべての国家、すべての個人にとって、公正に適用されてゆかなければならないのである。

　真に平和を保ち、大調和の世界を保つためにこそ、真なる武士道精神を興隆し、「理念護民官」による治安大国としての日本、そして地球を創ってゆかなければならないのである。

　積極的にお互いの民族の歴史を尊重し、共有しながら、「法の精神」に則って、公平に愛し合い、活かし合い、許し合い、実相的個性を拝み出し合い、真に中心に帰一しながら、「統合と個性の開花」「秩序と自由」の真に顕現した社会を創造してゆかなければならないのである。

　その意味において、積極的に、各民族、各国家の独自性を尊重してゆくという意味でのグローバリズムを波及させ、そのことによって各々のオリジナリティーを活かし、真なる「大和」の哲理を通して、大調和の世界を創造してゆくことこそ、「天の御心」なのであり、太陽の御心なのである。

　真に地球全体が、緩やかな地球連邦の下に一体感を持ちながら、同時に、お互いの個性的実相を尊重してゆけるような「統合理念」が、新時代には求められているのである。真なる希望に満ちた「大和」の革命を、大調和の裡に推し進め、真に善き人々が公正に報われ、安心して暮らせる社会を顕現してゆこうではないか。

　真なる「大和」の大調和の内から、無限の繁栄が、天と地、人と、あらゆる生命に顕現してゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。