諸君よ、心に余裕をもて。心に大きなダムをイメージせよ。心に大きな供給の源をイメージせよ。そして、心の貯水池に無限の宝を貯えよ。無限の富を貯えよ。無限の光明を貯えよ。無限の叡智を貯えよ。無限の功徳を貯えよ。貯えるということは、天の蔵に貯えるということである。そして、地上的には、無限に供給してゆくための源を形創ってゆけということである。

　満々と物心共なる豊かさの貯えられたダムを創ってゆけば、余裕をもって、人々に、大切な時期に、大切なものを供給してゆくことができるのである。学徳というものも同じである。常日頃から学徳を貯えていれば、必要な時期に、その中から無限の知識を知恵として導き出してゆくことが可能となるのである。

　その意味で、常に学問に関して勤勉であれ。学問というものを通じて、常に身を立ててゆけ。知恵の光明は、必ず多くの人々を救ってゆく大いなる力の源となってゆくのである。学問を修めることを通して、自己を真に修めてゆけ。学問を真に修めることを通して、自己の心の豊かさを真に開拓してゆけ。

　学問とは本来楽しいものである。学問とは本来人々に悦びをもたらすものである。学問とは本来人々に真なる幸福をもたらすものである。学問とは生命の源となるものである。学問とは生命を輝かす光明の光である。

　故に諸君よ、学徳を通して仁徳を磨いてゆけ。学徳を通して、リーダーシップを磨いてゆけ。学徳を通して魂そのものを磨いてゆけ。そして、学問の内奥にある心の平安を大切にせよ。一日じっくりと学び、そして、思索する時間をもて。学問の中に「道」を発見し、学問の道を通して無限に精進してゆけ。それを一つのライフスタイルとして確立してゆけ。知的生活の確立こそが、真なる底力を形成し、真なる人生の牽引力となり、運命を開拓してゆく魂の原動力となってゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。