諸君よ、国民一人一人の私有財産を守ることは、国家の神聖なる義務である。国民の生命の安全と、情報と、人権を守ることは、国家の神聖なる義務である。同時に、国家全体、国民全体の安全と、尊厳と、秩序と、繁栄と、平和と、幸福を念願することは、国民の神聖なる徳目である。さらに、世界全体、地球全体の「安寧」と一国一国の尊厳を守り、念願することは、国家の神聖なる徳目である。

　そして、深く剛く念願してゆくことは必ず実現成就してゆくということが、「知行合一」の真義であり、「心の法則」に基づいた「成功哲学」の真義である。かのイエス・キリストも、「心の法則」に基づいて、数多くの奇跡をおこされたではないか。日本国における神代の神々も、「心の法則」に基づいて、数多くの奇跡を起こされたのである。

　故に、奇蹟的な現象とは、本来「心の法則」のもとに、合理的に生ずるものなのである。物質の法則と、心の法則と、神の法則、天の法則は、本来不二一如であり、一条である。

　故に、物理的法則と、心理的法則、精神的法則と、宗教的法則、哲学的法則は、本来一つである。故に、地上の国は本来神の国であり、三次元世界は本来多次元世界であり、同時に絶対実在の世界なのである。

　諸君よ、「心の法則」に基づいて、あらゆる学問の根底に実在する「法則」（理念）を探究してゆけ。例えば、「心の法則」に基づいて、法の「理」や、政治の「理」や、経済の「理」や、教育の「理」等を探究してゆけ。さすれば、すべてのすべての中に、本来大宇宙の理法、大自然の理法が実在することが悟られるであろう。これを、学問的大悟、哲学的大悟といい、真なる学問、真なる哲学を、様々な分野に心「素直」に応用示現してゆけば、自ずから国家は栄え、国民も栄え、同時に全世界が栄えてゆくのである。

　国家の根本も、個人の根本も、地球の根本も、すべてのすべては一なる法則（理念）において一つであり、一つの体系であり、一つの大生命であり、一つの生態系であり、大いなる天の叡智と、慈愛と、光明の顕れなのである。

　大宇宙、大自然の理法に則って、心「素直」に、既に存在している天の御心としての法則（理法）を探究し、応用してゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。