諸君よ、「統合」とは、「個性の開花」を推し進めながら、共存共栄の精神を大切にしてゆく大調和の哲理であり、究極の平和と幸福と繁栄と健康の哲理なのである。故に、真なる「統合」精神は、自然な「総合」精神となって顕れ、自然な「総合」精神のもとで、多様なるものが多様なるものの存在価値を肯定し合い、讃え合いながら、自他共に進化と調和を自覚してゆく所に真髄があるのである。そして、自体一体の「中」点、「統合」点を発見し、悟り、実践してゆくことこそが、真なる「統一」精神の実相なのである。

　「心身統一」や「精神統一」という場合の「統一」とは、「統合」精神のことであり、その具体的成果は、多様なるもの、様々な段階にあるものを肯定し、認め合う寛容の精神として、「総合」形態となって現れるのである。その上で、全体としての法体系があり、「秩序」と「礼節」と「正義」と「法の精神」によって調和が保たれているということが肝要なのである。

　故に、よくよく自他一体に幸えてゆく道を探究せよ。自他一体に発展繁栄してゆく道を探究せよ。それが、心の法則の実相なのである。真に自国を愛することが、真に他者を愛し、真に地球を愛し、全銀河を愛し、全宇宙を愛することにつながってゆくのが、本来の大宇宙を貫く法則であり、純粋真理であり、太陽の御心である。

　故に、大宇宙、大自然を貫く大いなる中道の法、中庸の法、「道」そのものをこそ探究し、一つでも多く発見し、実践し、顕わしてゆけ。さすれば、あらゆる個性の夢、あらゆる夢の華が、一大光明芸術として開花し、結実し、幸えてゆくしかないのである。

　太陽の御心のもとに、神の星地球は、あらゆる面において、善くなってゆくしかないのである。