JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「『柔』の哲学こそ国難突破の鍵である」





  諸君よ、人間と社会と大自然と大宇宙の中では、本来文科系的発想も、理科系的発想も、体育会系的発想も、すべてが含まれ、一つの体系となっているのである。

 例えば、柔道をとってみても、その中には、武道としての総合的人間学もあれば、その背後に神話的神学と儀礼もあれば、合理的科学的探究のモデルもあれば、ヒューマニスティックな小説も、戯曲も、詩も、彫刻も、あらゆるものが内在され、秘められているのである。

 かの嘉納治五郎であっても、柔道界の新渡戸稲造のような役割を果たされたといえるが、身をもって日本の武士道精神を全世界の方々に示し、大和魂や大和心を多くの方々に伝え、国際的に「結び」の精神を波及させられたといえるのである。

 そして、神話の歴史をたどってゆけば、大和武命の熊襲征討伝説にまで元型があるということは、古事記の伝統精神が今なお活きており、国際的に大和武命の精神が普遍性をもって受け入れられており、新生日本ルネサンスの精神的支柱の一つとなってゆくということが、新ミレニアム元年秋のシドニー五輪等においても象徴的に顕われたといえるのである。

 そして、大和武命といわれる方は、本来「剛」の精神の方であられるが、「柔」の精神を発揮することによって、八面六臂の活躍をされたことが、日本の英雄伝説の元型であることは大切な観点である。日本国も、地球も、この「柔」の哲学、科学、芸術の中に、大いなる運命開拓のヒントがあることに着眼しなければならない。

 「柔」の力学とは、アルキメデスの「てこの原理」のようなものである。「支点」を発見し、合理的に最大限の力学的効果を生ぜしめてゆくことに本質があるのである。「柔」の視点は、今後、「理念」、「光」、「太陽」、「中心」の視座として、政治にも、経済にも、経営にも、科学にも、医学にも、教育にも、芸術にも、実践的人生学にも、心理学にも、あらゆる面において応用されてゆくことであろう。

 かの大和武命は、「草薙剣」という「支点」によって「神風」を呼びおこし、逆転勝利の一大光明芸術を巻き起こされたではないか。失われた十年の後の二十一世紀の新生日本の運命開拓の鍵は、「柔」の哲学の応用にもヒントが実在しているのである。

 見事に国難を突破し、逆境転じて、一大光明芸術としての新生日本ルネサンス、新生地球ルネサンスを、大調和裡に成就してゆこうではないか。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




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