諸君よ、よくよく「安寧」の精神を大切にせよ。「安寧」の精神をもって、繁栄大革命を成就してゆけ。決して焦ることなく、余裕をもって、迅速に、諸々の革命的改革を断行してゆけ。諸々の革命的イノベーションを断行してゆけ。

　「和」の精神とは、本来よりよく発展繁栄してゆくためにあるのである。「和」の精神とは、本来、より自由闊達に活動してゆくためにこそあるのである。「和」の精神とは、本来、健全に競争してゆくためにこそあるのである。「和」の精神とは、本来、是々非々を活発に言論してゆくためにこそあるのである。「和」の精神とは、本来、寛容と許しのもとに、様々な個性を育んでゆくためにこそあるのである。「和」の精神とは、本来、様々な個性の開花を促してゆくためにこそあるのである。「和」の精神とは、本来、自由を積極的に尊重してゆくためにこそあるのである。

　故に、「和」の精神の真髄とは、大いなる「統合」精神の場である。「絶対無」の場所である。すべてを活かし、幸えてゆく中心精神である。この「和」の精神の真髄を貴ぶことを、「大和(だいわ)の哲学」「大和の真理」「大和の理念」というのである。「大和の哲学」こそ、本来日本精神の真髄であり、新生日本ルネサンスの型となり、礎となるべき根本理念である。「八百万の神々の国」日本の根本哲理が、一大哲学精神となって示顕してゆく時期、「八百万の神々」が活き活きと復活し、新生し、大調和裡に幸えてゆかれるのである。

　そして、「大和の哲学」こそが、西洋文明の哲学と東洋文明の哲学を、真に橋渡し、止揚する根本真理となって、全世界に、大調和の時代精神として波及し、幸えてゆくのである。全ての全てが円相に帰一し、中心から円相に幸えているのが全き円相の哲学であり、大調和、大団円の繁栄哲学、平和哲学、幸福哲学、一大光明哲学なのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。