JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「譲る愛と教育繁栄大革命の時代」





  諸君よ、天孫降臨神話において肝要な所は、天の御心を尊重するということである。「国譲り」といっても、様々な国譲りがありうるのである。この時期に、心安らかに無執着の境地にて「譲る愛」を与えられた方には、大いなる天の徳が降り注がれることであろう。

 かの大国主命が出雲の大神として大いに畏敬の念をもって祭られているのは、かかる理由に基づくのである。ただ大黒柱としての使命を全うされたからではない。功成り、名を高め、一大事業を成し遂げて、しかる後に、天の御心に則って「譲る愛」の美徳をもって国家を導き、人々の心を導かれたが故に、その徳を全うされたといえるのである。

 譲る愛というものは、人生において一大決断の時期である。人生において最大の節目の時期である。ところが、実人生において、実社会においては、往々にして本来譲るべきではない方の方が譲ろうとされ、本来譲らなければならない方の方が譲らないことが多いのである。

 後継者を発見し、育ててゆくということは、最高の人生の運命開拓の事業である。後進を育ててゆくということは、最高の国家百年の大計となり、大いなる夢をもって未来を創造してゆくことである。そして、最高の天に対する報恩となってゆくのである。

 天に対する報恩の念いを、大いなる感謝に基づいて、後進の方々を育ててゆくことに注げ。教育というものは、本来非常に深い人生の一大光明芸術の創造である。どのような方であっても、その方の人生のすべてのすべてを、過去現在未来を達観する程の叡智と慈愛と勇気がなければ本来成しえない偉業であり、聖職である。

 学生は、すべて天からの授かりものである。よって、すべてを天に委ね、天に返してゆく程の無執着の全託の精神がなくてはならぬ。「長じて宰せず」「生じて有さず」の無私なる奉仕の精神の内に、自然に優秀な後進が育ち、未来を担ってゆかれ、自ずから志の真髄を継いでゆかれるのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




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