JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「生と死と新生の公案を透過せよ」





 諸君よ、真によく生きることを教えるのが哲学の使命であり、武士道の使命なのである。よく生きるためには、「死」の関門を透過しなければならない。しかし、「死」に執われては,「死」を活かすことも、「死」の関門を透過することも出来ないのである。「死」の自覚のない生よりも、「死」を自覚した生の方が尊いが、「死」に執われて自殺をしたり、他殺をしたりすることは、根本から悟りが不充分であるといえるのである。

 武士道の本義とは、「死」の関門を通して、真なる「生」を自覚し、復活し、新生し、天来の生を全うすることにあるのであり、「死」の関門において生を活かすものが、剣の精神であるといえるのである。

 故に、草薙の剣の本義とは、よりよく生きる所にあるのであり、強靭な意志、光明信念をもった意志の象徴である。かの大和武命の伝説は、草薙の剣を授かった所から生まれているのではない。危機におよんで、草薙の剣を真に活かした所に神風が吹き、伝説が生まれたのである。

 故に、草薙の剣に象徴される神剣は、本来天来の勇気として万人に内在せるものであって、代表的象徴として熱田神宮に祭られているといえるのである。一人一人が、逆境に及んでも起ち上がり、逆境をむしろバネとして、さらに飛躍してゆくためにこそ、草薙の剣は与えられているのである。

 そして、真に逆境を転ぜんと決然と起ち、運命を開拓してゆかんとして天に祈り、天と一体となった時期に、一人一人の人生の命運にも、会社の命運にも、国家の命運にも、神風が吹き、真に運命が開拓されてゆくといえるのである。

 大いなる勇気も、大繁栄革命の源である。大いなる決意と、自覚と、光明信念と、叡智的決断と、断行の中に、真なる英雄は誕生し、一大光明芸術を、実人生の中において開闢してゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




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