諸君よ、日ノ本の国の運命開拓の鍵は、新時代の武道の創造であるといっても過言ではない。そして、真なる「武」の精神があってはじめて、平和と幸福と繁栄が、大調和の内に顕れてゆくのであるということを銘記しておかなくてはならない。

　「武」の道も「道」であり、そこを神々が通られ、天の栄光が幸えてゆくといえるのである。鹿島大神、香取大神をはじめとして数多くの武神がおられ、日本国を、全世界を守り導いておられるのである。大調和の神の国が幸え、一人一人の神の子人間が幸えてゆくために、武神というものが実在し、武神というものに対して尊敬する所から、本当の平和が実現されるのである。本当のセキュリティー管理なくして、真なる心の平和も、真なる家庭の平和も、会社の平和も、地域社会の平和も、国家の平和も、全世界の平和もないのである。

　故に、武道を通して己が精神を磨き、心身共なる剛さを創造し、戦略戦術を練磨し、さらに剛さを自由自在に行使できる柔軟な思考力と判断力を培い、新時代の地球の公正な正義と、秩序と、良心と、理性と、自由と、個性と、私的なプライバシーと、私的な生命及び財産と、私的な幸福追求の天命を善く守るためにこそ、新時代の武士道を再興せよ。新時代の武人を創造せよ。本物の大和魂を有した理念護民官としての武人を育て導け。そして、危機管理能力を磨くことによって、リーダーシップの本質の一面を磨き、伸ばしてゆけ。

　真に剛くある者が真に優しくあり、真に優しくある者が真に剛くあれば、日本国も、全世界も、真に幸えてゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。