JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「新保守自由主義の哲理について」





 諸君よ、日本的伝統と自由主義ということについて述べておきたいと思う。

 この両者を止揚して新保守自由主義という言葉もあるが、これは日本国を考える上でどうしても大切な観点なのである。何故なら、伝統を無視した自由主義というものは、国家の中心点を見失った、国家のアイデンティティーを見失った自由主義であり、日本国という観点が抜けてしまうからである。

 日本国のアイデンティティーを確立しようと思えば、まず日本の統合精神というものをよくよく探究しなければならない。それは、日本の伝統そのものの中に生きづく日本精神そのものである。日本独自の哲学、宗教、芸術等の中に顕わされた、しかもその奥にある純粋日本精神そのものである。かかる純粋日本精神が基盤にあってはじめて、日本の風土の中で、真なる個性の開花ができ、自由な活動ができるのである。

 また、統一というのは、一つの個性を押し付ける形をとりがちであるが、統合というのは、本来すべての個性を生かしながら、その真髄において統べるということであって、かえって個性を生かし、尊重するのである。従って、日本の伝統精神に基づく統合と、新しい個性の多様なる開花を裏打ちする自由主義というものは、止揚された国是として大切なものなのである。

 従って、新保守主義というのは、日本の伝統精神並びに、新生日本精神による統合ということであり、自由主義というのは個性の開花を旨とするということであり、新保守自由主義の奥義は、宇宙の理法である「統合と個性の開花」という哲理を政治へと応用し、実践してゆくために必要不可欠な理念であるということである。

 真なる哲理のもとに、新しい日本を建設してゆくことこそ、新時代に要請されていることなのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。



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