JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「絶対無の国体、絶対無のリーダーシップ」





 諸君よ、絶対無と「統合と個性の開花」ということに関して述べてゆきたいと思う。

 この両方の概念は本来一つである。そして、その真髄を理解する上で大切なのが、「統合」という概念である。日本国憲法においても、「天皇は日本国民の統合の象徴」と述べられているが、この「統合」という言葉は、そもそも西田哲学の言葉なのである。「絶対無」という言葉も本来西田哲学の言葉であるから、両者の真髄は一致するはずである。

 そこで絶対無とは、すべての個性を生かす場所のことである。すべての個性的な理念を華咲かせる場所である。すなわち、「個性の開花」を可能とする場所のことなのである。そして、その場所とは「無」であるが、同時に「統合」精神である。

 すべての個性を包み生かすためには、自ずから中心点が要るのであり、中心点として機能する統合精神が要るのである。すべての球体がその中心点をもっているように、また太陽系や銀河系もその中心点をもっているように、絶対無なる宇宙には中心が必要であり、中心には、統合精神としての実在のアイデンティティーが必要なのである。

 故に、中心に統合されない個性の開花はかえって相克したり、バラバラになるだけで存立しにくいし、中心に明確な統合精神を得ることで、より一層個性を開花させてゆくことができるのである。すなわち、絶対無は即ち「統合と個性の開花」であり、両者の真髄は、同じ哲学、同じ真理、同じ法則であるといえる。

 これが例えば日本においては、伝統精神たる天皇の精神、神道の精神を統合の中心となした上で、すべての個性的理念を開花するという絶対無の国体と絶対無のリーダーシップが出現するのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




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