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光明メッセージ | |
Japanese Dream Realization |
諸君よ、心にゆとりをもて。心に寛やかな芸術の空間をもて。心に伸びやかな遊びの空間をもて。そして、悠悠自適として、崇高なる境地を悦べ。心象風景を一幅の絵画として眺めよ。
よくよく振り返ってみれば、何も焦る必要などないのである。むしろ、余裕をもって、大局を見据えながら、大局に念いを定めた後は、荘子にいう「遊」の境地を楽しめ。無用の用ということは真理である。優雅に生きるということも美徳である。芸術を味わい、芸術を創造してゆくためには、どうしても心の余裕が必要なのである。
故に、積極的に心の余裕、時間の余裕、空間の余裕を創り出してゆく習慣を身につけてゆかなくてはならない。西洋の諺に「悪魔は芸術を解さない」というものがあるが、芸術を楽しむ余裕を創ってゆくことによって、あらゆる災いの念波から自由になるということもあるのである。
また、美しい天上の芸術を創造してゆくことによって、天の使いとしての証をしてゆくことも大切なのである。芸術の中には、必ず心の調べが顕れるものである。心の調べを万人に証するための一つの道として、芸術が存在しているともいえるのである。故に、芸術を通して自らの心を表現し、芸術を通して他者の心を知り、様々な民族の心を知り、文化を通して心の交流をはかっていただきたい。
美しいものを大切に思う心も、大和心の真骨頂である。美しい心情をもって、美しい国を創ってゆくことも、大和人の天命である。かの万葉人のように、国民の心が和歌を通して一つに結ばれてゆくという、美しい伝統文化をルネサンスしてゆこうではないか。
新生日本建設とは、美しい文化大国日本を創ってゆくことでもあるのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。