JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「天の御心を尊重する所から志士は生まれる」





 諸君よ、指導者たる者、常に天の御心に対して心空しくし、謙虚になり、恭しい礼節を忘れてはならない。天の御心を常に忖度してゆく気持ちを忘れてはならぬ。天の御心の前に、それよりも自我を高く置くことは、本来最大の恥である。

 かの明治維新の志士達を観よ。すべての方々は、その才能にも行動力にも優れておられたし、歴史上の実績も積んでおられたが、天の御心に対して心空しくし、無私になってゆくということに関しては、誰一人、例外はないではないか。福澤諭吉にしても、坂本龍馬にしても、吉田松陰にしても、西郷隆盛にしても、木戸孝充にしても、勝海舟にしても、様々な個性の違い、思想、信条の違いはあられたとしても、天の御心に対する傲りだけは皆無であったといえる程である。

 そして、如何に私心を空しくしてゆくかということが、個人の道徳であり、倫理であり、大いなる志と、大いなる夢と、大いなる愛の原動力であられたのではないだろうか。

 故に、ゆめゆめ傲ることなかれ。ゆめゆめ天の御心を壟断することなかれ。天の御心とは、あらゆる人為を超えて尊いものである。天の御心とは、本来人格すらも超えた大宇宙の根本の意志の顕れであるからである。

 いかなる過去の業績をもつ方であっても、天の御心を壟断することだけは許されないということは、数多くの日本史が悲劇として証明しているではないか。平家の滅亡も、信長の滅亡も、根本は、自らの傲りによって天の御心を壟断された所にあるのである。

 故に、天の御心に生かされている天の子人間として、常に畏れの心と、謙虚さと、礼節を全うしていただきたい。それこそ、真なる王道である。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。



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