JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「芸術の中に生命の輝きを遺してゆけ」





 諸君よ、大和心の中には、優雅な心が存在していることを忘れてはならない。常に季節の移り変わりに対して、心を配ることの美しさを忘れてはならない。今しかない時代の季節感を大切にせよ。

 その意味において、様々な土地の様々な風景を散策していただきたい。ゆったりと歩きながら、周りの季節の移り変わりに対して心を開いていただきたい。さすれば、どのような季節のどのような天候の中においても、美しい大自然の愛を、一大芸術として観ずることができるであろう。たとえ同じ年の、同じ季節の、同じ風景であろうとも、諸君らの心の風景によって、様々に違って観えてくるものである。

 故に、大自然の事物を通して、諸君らは、自らの心情を吟じていっていただきたい。喜びの時期も、怒りの時期も、哀しみの時期も、楽しみの時期も、常に大自然の季節の移り変わりに心を投影して、ささやかなりとも、一つの芸術へと昇華していく習慣をもっていっていただきたい。

 それは、和歌でも、詩でも、随筆でも、小説でも、絵でも、写真でも、音楽でもよい。何かを通して、「今」しかない感性の輝きを、永遠のロゴスに託して遺していっていただきたい。そこには、上手下手を超えて、永遠の生きた生命の躍動が映されることであろう。たとえプロになられなくとも、芸術を通して自らの人生を芸術化せよ。若き方は、そのすべての情念を芸術の中で昇華せよ。芸術という形式を通して、すべての情念を活かし、救済せよ。

 そして、芸術の中において、限りなく人格そのものを磨き、向上させ、全人類に、すべての生命あるものに、生きた証を遺していっていただきたい。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




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