諸君よ、人々の欠点を暴くことを極力控えよ。人々の罪を裁くことを極力控えよ。むしろ実相を観じつづけ、善意を発見することに叡智を用いよ。長所を発見することに叡智を用いよ。個性を育てることに叡智を用いよ。人々を肯定的に観ずることに叡智を用いよ。人々を積極的に観ずることに叡智を用いよ。世の中を光明に満たすことに叡智を用いよ。大宇宙を光明に満たすことに叡智を用いよ。人々の内に内在されている、天才の芽を育み伸ばしてゆくことに叡智を用いよ。人々の内に内在されている、大いなる夢の芽を育み伸ばしてゆくことに叡智を用いよ。
そして、光明的叡智の力によって、真の意味で幸福を実現せよ。真の意味で繁栄を実現せよ。真の意味で平和を実現せよ。真の意味で大調和を実現せよ。人生観にも世界観にも、光明的叡智というものが大切である。光明的叡智の観点から真に人々を許し、愛し、慈しみ、育て、大調和の世界を顕わしてゆけ。
故に、光明的叡智の前に、光明的叡智たる天の御心の前に、本来罪はないのである。本来迷いはないのである。本来愚かさはないのである。本来あらゆる悲劇はないのである。病も苦しみも悲しみもないのである。恨みも憎しみも怒りも裁きも争いもないのである。
圧倒的なる光明的叡智をもって、光一元、真理一元、善一元、美一元、聖一元の実相世界を地上に顕現してゆけ。それこそ大いなる救いの大道であり、天の御心の地上に成れる世界に到る道である。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。