諸君よ、経済繁栄の源は、大いなる天に感謝する心、天に報恩する心にあるのである。感謝から本当の経済繁栄が生まれてゆく。そして、天は大いなる大調和の世界を悦ばれるのである。故に、よくよく相手の個性的実相を悟り、お互いに深い所から感謝し合えば、そこから、大いなる経済繁栄が、天の栄光として幸えてゆくのである。

　故に、天に対する祈りを忘れてはならない。天に対する感謝の祈りを忘れてはならない。天に対する報恩の祈りを忘れてはならない。さすれば、ますます繁栄と平和と幸福と悦びが幸えてゆくのである。これは、人間関係にもいえることであるし、教育問題についてもいえることである。

　子供はすべて天からの授かりものであり、天からの贈りものである。故に、よくよく天に感謝し、報恩の念い、報恩の祈りをこめて育てなければならない。大いなる夢が実現してゆく源は、真なる感謝の中にあるのである。真なる感謝の祈りが、無私なる愛の祈りが、天の御心にかない、立派な子宝として生長してゆくのである。天が、親の真心を通して育ててゆくのである。天の摂理が、親の無私なる感謝の祈り、報恩の祈り、愛の祈りを通して真に顕現し、この地上にも天の栄光が顕れてゆくのである。天の栄光をもって、真なる幸福といい、真なる幸えというのである。

　故に、真に感謝し合う同志であれ。真に感謝し合うライバルであれ。真に感謝し合う兄弟であれ。さすれば、無限なる天の栄光が、無限に大いなる豊かさとして幸えてゆくであろう。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。