諸君よ、新生日本建設とは、新生日本ルネサンス運動として地球に華咲き、銀河に華咲き、大宇宙に華咲いてゆくのである。その意味においても、武道にしても、茶道にしても、礼節にしても、国体の精神にしても、すべては大宇宙への文化的遺産として再興し、同時に、非常に深い精神的普遍性とオリジナリティーを限りなく探究してゆかなければならない。
数学と直観というものは本来一つである。論理と直観というものは本来一つである。直観は決して飛躍ではない。論理的必然性に裏づけられた思考プロセスを一気にたどっており、それを結論として明示しているにすぎない。それを断定的に示しているにすぎない。それを信念的に示しているにすぎない。それらの思想信条が限りなく論理的数学的普遍性を有していることは、その思想信条を実践することの効果によって証されているのである。
数学というものは、一つのロゴスの文字化、数式化されたものであって、数学以前の数学はある。一、二、三、四、五、六、七、八、九、十という数霊の思想の奥には、深い数学的哲理と言語学的哲理が秘められているのである。よって、未だ日本の古代文明文化でさえ解明解析され尽していないともいえるのである。
故に、新生日本のビジョンと古代の遺産は止揚されうるのであり、新時代のヒントが数多く古代への遺跡や文化や神話の中に秘められているといえるのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。