諸君よ、大いなる青年の志をもて。大いなる青年の希望の原点を確認せよ。大いなる青年の夢の原点を確認せよ。さすれば、そこから新しい時代が始まってゆくのである。

　一つの時代の終わりを、ただの終わりとするのではなく、新たなる始まりの序曲として考えよ。新たなる夢の序曲として考えよ。新たなる希望の序曲として考えよ。

　すべてを肯定的に観ぜよ。すべてを明るく観ぜよ。すべてに価値を観ぜよ。すべてに意味を観ぜよ。すべてに深い意義を見い出せ。

　本当の神秘の光を紡いでいったならば、人生に何一つ無駄なものなどなかったということが、真に悟れるのである。人生のすべてのすべてが既に真に報われていたということが真に悟れるのである。

　すべてのすべての中に光がある。愛がある。智慧がある。芸術がある。それが一つ一つ発見できることが人生の悦びの本質であり、人生における道の発見である。

　人生とは、本当は限りなく美しいものである。一見どのように澱んでみえたとしても、本来美しいものなのである。それは未だ本当の美が発見できていないということにしかすぎないのである。本当の美が輝き出でれば、すべては一大光明芸術の一端であったということが分かるのである。

　一つ一つの事柄も、真に達観されたならば、そこに光明が輝き出でるのである。それが本当の人生の姿であり、世界の姿であり、日本の国の姿であり、すべての国の姿である。それこそ、光照り輝く「大和の国」の実相であり、「大和の国」に幸える方々の実相なのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。