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光明メッセージ | |
Japanese Dream Realization co.,ltd |
諸君よ、仁徳というものは懐が深いということでもある。それは個人であっても、家庭であっても、会社であっても、大学であっても、国家であってもいえることである。本当に懐が深い方というのは、寛容さとなって顕れるのである。あらゆる個性を包み込み、あらゆる才能を包み込み、あらゆる弱さを包み込み、あらゆる未熟さを包み込みながら、大海の如く大らかに伸び伸びと育ててゆく精神が大切である。
清濁合わせ呑みながら、自然に深い所から清らかさを醸成し、気がつけば、清らかさ一元、徳一元になっていたというあり方は、大切な教育の観点である。それは、大自然の心であり、大和の心でもある。すべてを包み込みながら、すべてに生命を与え、すべてを活かし育んでゆくことこそ、大和の理想である。最高の徳治教育が実践されれば、自然に知徳ある人格が醸成されてゆくのである。
徳が実践されている暖かい慈しみの「場」があれば、自然に徳の華は育ち、徳は知の精進となって顕れ、すべての方が、自己の個性的大道を発見してゆくものなのである。故に、徳のある「場」を創るということが、新時代の教育の眼目である。徳とは目には見えないものではあるが、確かに実在し、空気のように、大地のように、人々の生命を育んでゆくものである。
特に、教育の「場」において、自然にあらゆる才能の華が育ってゆくような環境を如何に創るかということは、あらゆる教育の舞台において大いに競われるべきものである。「場」が仕事をするのである。天の御力が自然に働く「場」を創れば、すべての方は、自然に天分を開花してゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。