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 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization



「学問の源である永遠不滅の哲学の門について」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 諸君よ、あらゆる学問の根本にあるものとは、哲学である。かつてのプラトンの「アカデメイア」のようなものが、本来の学問の源であり、大学の永遠普遍の場所なのである。

 大学において、実学は、サイエンスとして「科学」とも訳されることもあるが、しかし、この「科学」とはまた、その根本は「哲学」でもあるものである。

 哲学を学ぶことを通じて、人類普遍の永遠の哲理を発見する悦びは、人間として、至上の法悦である。

 確かに、真なる哲学とは、形而上学や宗教的な神仏をも肯定し、包摂するものであるが、しかし、宗教的なものからだけでは、真なる哲学は生まれない。やはり、哲学を育むものは、哲学であり、哲学者を育む者は、哲学者であるのである。

 かの福澤諭吉も、本来、古今東西を貫いて歴史に遺る哲学者である。故に、哲学者の心を持っていないと、福澤諭吉の思想や心や精神は真には分からないのである。

 故に、哲学というあらゆる学問の原点に立ち返って、プラトンやアリストテレスやカントやヘーゲルや福澤諭吉や西田幾多郎などの哲学者の道に学ぶことこそが、学者や学生の永遠の原点なのである。

 それが法学部であろうと、経済学部であろうと、文学部であろうと、その根本は哲学である。従って、自己の天分は、この哲学に基づいて真に果たしてゆかなければならないのである。

 このように、学を志す者は、すべからく、哲学の門を拓きつづけるべきである。それが、あらゆる学問の源であるからである。

 現在、学問と言われるものであっても、哲学を軽視するものは、本当の学問ではないのである。本当の大学ではないのである。

 このように、永遠不滅の叡智の法門こそが、哲学の門なのである。






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