「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「経済学者にプラトニック ラブ レボルーションは既に起こっている」




  塾生諸君に述べておきたい。「学問」というものは、真に「革命」的な力を有しているものなのである。例えば、「ケインズ革命」という経済学上の革命を観てみなさい。ケインズという天才的思想家が出現しなければ、近代資本主義と、近代民主主義と、近代自由主義の欠陥が、果して真に指摘され、補強されえたであろうか。F・ルーズベルトや、サミュエルソン教授等を通して実証されたことは、「革命」でなくて一体何であろうか。

 そして、それが、「新時代」の「理念資本主義」「理念民主主義」「理念自由主義」への幕開けのエールでなくて一体何であろうか。そのことは、小室直樹氏なども、「痛快憲法学」等の中で、若者にも分かりやすく、諸学者、諸言論人、諸国際人にも分かりやすく解説されているではないか。かの「ファイナンシャルタイムズ」の広告にも、「一体何が経済学者に起こったのか?」という「理念経済学レボルーション」の予兆について、象徴的に表現されているではないか。

 「今」こそ、「ラグビー」だけではなく、経済学、哲学、政治学等の分野においても、「慶応 ケンブリッジ 対抗戦」を成さなくてはならない「新時代」に到ったといえるのである。かのケインジアン プラトニストの精神は、新生日本建国の精神としてルネサンスされ、理念(イデア)経済学として新生され、イノベーションされようとしているのである。

 「今」、日本国は、不況下において、「新古典派」の限界、ハイエク、ルーカス、フリードマン等の価値相対主義的ニヒリズムの限界に真に直面し、かのソクラテス、プラトン、アリストテレスのように、価値相対主義的ニヒリズムを、経済学、哲学、政治学等の分野において、根本から真に克服せんとしているのである。究極的価値の実在を前提にした上での健全な理念(イデア)主義の復興と、真なる「理念資本主義」「理念民主主義」「理念自由主義」の学問潮流の創造こそ、「新時代」の「時代精神」である。

 真なる大調和革命が、大いなる哲学的革命として、真に成就しているのである。真なる哲人達が、真に大調和の精神をもって協力し合えば、新生ルネサンスの「新時代」を創造し、真に実現してゆくことが出来るのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




〔義塾光明祈念歌〕
プラトニック
  ラブ
 レボルーション
成就して
   ラグビー
  の春
「魂」
 ゴール
(貴)        .



[ 2001年5月16日 ]



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